笹は無理して食べてます

まだまだ中身の薄いシャンシャンが、日頃の思ったことを書くだけのブログ。書くことで成長するはず。つまりパンダ育成ブログ。

変わるか否か。赤とんぼ先生。

中学生の時の好きな教科は

美術と体育と家庭科。

 

美術を教えてくれてた末宗先生。

昆虫を愛してて、美術の話よりも昆虫の話でテンション上がって喋り続ける。

珍しい蝶やトンボを採取しに

休日に網とカゴだけ持って山をウロウロしたりする。

 

面白くて、好きだったなー。

 

 

先生の事を思い出すお祭りがある。

 

私の生まれ育った地域の、棚田祭り。

稲刈りが終わった段々畑の中で

屋台が出たり、舞台でイベントしたり

気球に乗れたり、ポニーに乗れたり。

毎年稲刈りが終わると、地域のお兄ちゃん達が地域興しでやってる。

今年も2週間前くらいに開催されてた。

そういうの大好きだし、毎年企画してるお兄ちゃん達には感謝しかない。

 

 

7年くらい前の棚田祭り。

タイミングよく地元に帰ってたからお祭りに参加出来た。

友達のお母さんや近所の人たちに会えて和んで

家まで歩いて帰ってたら、ちょっと離れた草むらに

どこかでみたことある後ろ姿が。

 

色黒で、ひょろっとした体格

足元は本気長靴。

右手に網、肩からはカゴを下げてる。

 

、、、間違いない。

末宗先生だ!!

 

 

 

「末宗せんせーーい!!お久しぶりです!!何採ってるんですかー?」

 

「おぉ!久しぶりじゃなぁー!トンボとりょんよ。相変わらずなんよー」

 

「いや、ほんまに!相変わらず!!!!!」

   ↑言っちゃうよね。笑

 

 

相変わらず すぎて笑った。

10年以上経ってますけど?

お互いに近況報告をして、

「先生はそのままでいてください」

って伝えてバイバイした。

 

 

家まで、いつも以上にのんびり歩いて帰りながら

 

 

変われるのって大事で

すごいことだって思ってたけど

変わらないのもすごいんだな、、、

って思った。

 

 

その頃ちょうど仕事しんどい時期で

出来る事増やさなきゃ、変わらなきゃ

って必死だった。

その頃の私には、自分が変わるしかないんだって選択肢しかなかった。

 

 

なんか

相変わらずピカピカの笑顔で虫の話をする先生に、感動しちゃったんよな。

 

美術の時間よりも大切な事教えてもらった気になった。そんな祭りのあとだった。

 

それからは毎年、思い出す。

この祭りの日が来たら自分にきく。

 

 

何を大切にしてるから、どこを変えたいのか。

何を大切にしてるから、どこを変えたくないのか。

 

 

変えたくない、自分の中の芯を確認する。

 

 

もっと強くて太い芯にしたい。

大切にしてること、大切にしたいこと。

変えたくないもの。

 

コレが自分。て思える芯。

 

 

末宗先生、ありがとう。

あの時捕まえてて標本になっているであろう

赤トンボ(なんか名前とか詳しく教えてくれたけどビックリするほど何にも覚えてない。多分赤。)によろしく。

 

 

シャン🐼